2024.12.11
「350×(カケル)プロジェクト」始動!
2024年12月4日、ユネスコ無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録されました。和食に続く登録で、益々日本の食文化・酒文化に注目される中、玉乃光酒造では新たな取り組みを始めました。それが「350×(カケル)プロジェクト」で…
Kyoto, Japan
since 1673
延宝元年(1673年)創業。
「玉乃光」は2023年で創業350年を迎えます。和歌山で誕生し、後に水どころ京都伏見に居を移して70余年。目指すのは、いい素材だけを使い、「誠実」な酒を造ること。
長い歴史の中で受け継がれてきた、日本酒本来の姿は「純米酒」です。昭和30年代当時、醸造アルコールや糖類、アミノ酸などを添加した日本酒が主流だった中、玉乃光酒造は昭和39年(1964年)、業界に先駆けて純米酒を“復活”させました。今も変わらず、その信念を貫いています。
使うのは、よい米と水、麹だけ。酒造りもできる限り、昔ながらの手作業にこだわります。理想とするのは、食中酒として楽しめる、料理によりそう飽きのこない味わい。すっと澄んだ清らかな後味こそ、「玉乃光」が守り続ける誠実さの証です。
2024.12.11
2024年12月4日、ユネスコ無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録されました。和食に続く登録で、益々日本の食文化・酒文化に注目される中、玉乃光酒造では新たな取り組みを始めました。それが「350×(カケル)プロジェクト」で…
2024.11.12
とれたての「新米」を手造りで醸した純米大吟醸の「新酒」です。 しぼりたてのフレッシュさと、いつもとは少し違う「濃いめの味わい」を旬の食材とともにお楽しみください。 季節限定商品です。在庫がなくなり次第終了となります。 【…
2024.11.12
伊吹山麓で栽培された美山錦を100%使用。そのとれたてを手造りで醸した純米吟醸酒。 今期初めての“しぼりたて”原酒に火を入れず、生のまま瓶に閉じ込めました。 新米新酒のフレッシュな味と香り、原酒ならではのコクのある味わい…
2024.11.13 UPDATE
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二十を超す蔵元が連なる伏見でも珍しい、「純米吟醸蔵」である玉乃光酒造。近年、本来の製造法に立ち返り、醸造アルコールや糖類などを加えずに作る「純米蔵」は増えていますが、吟醸、大吟醸のみを造る「純米吟醸蔵」は全国的に見ても稀少です。
純米吟醸は芳醇な香りを愉しむ「香り吟醸」と評されますが、玉乃光がこだわるのは、米の旨味が料理の味を引き立てる「味吟醸」であること。宴の主賓となる華やかさや派手さではなく、表現するのは京都の料理によりそう「食中酒」としての佇まい。それは食事中から飽きることなく食後も飲み続けられ、一人の晩酌も、団らんの場でも分け隔てなく楽しめる普遍的味わいです。
1982年に酒米の原種・雄町を復活させ、2014年からは農薬を使わずに栽培する取り組みも開始。また精米工程も外部に委託せず、自社精米にこだわるなど、こうした原材料への飽くなき探求も「味吟醸」をさらに磨き続けていくため。酒杯に満たされた澄んだ一杯が、いい時間をもたらすように。それが私たちにとっての酒造りの礎(いしずえ)です。
江戸初期、延宝元年(1673年)に創業した玉乃光酒造は、紀州藩二代目藩主・徳川光貞公により酒造免許を賜った御用蔵でした。徳川家が認めた御用蔵はかつて二十ほどあったそうですが、今や現存するのは玉乃光酒造だけ。
最も大切にするのは、江戸時代から受け継がれる「手づくり」の製法です。自動蒸米機など大型機械を導入せず、甑(こしき)と呼ばれる蒸し器を使い、米麹づくりもすべて手作業。2週間ほどかけて醸した酒母に麹、蒸米(むしまい)、水を加え、「添仕込」「仲仕込」「留仕込」という昔ながらの三段仕込みで造ります。米100%の純米酒こそが日本酒本来の姿であり、日本の文化を守ること。
伝統的な手法を次世代へと伝えていくことが、玉乃光酒造の信念です。
記事 『変わらぬこと、磨き続けること。玉乃光に宿る酒造りの精神。』 を読む昭和に入り、3000石とも謳われる和歌山県随一の酒蔵に成長していた玉乃光酒造は、1945年、空襲によって全てを失います。十一代当主・宇治田福時が新天地として選んだのが京都の伏見でした。
日本名水百選にも選ばれる伏見は、かつて「伏水」と記されたほど良質な水に恵まれた地。「玉乃光」のもろみ仕込みや洗米に使用するのはすべて、桃山丘陵を水源とするこの伏し水。豊臣秀吉が醍醐の茶会の際に汲み上げた御香水(ごこうすい)と同じ水脈である伏流水です。伏見は江戸時代から酒造の町として栄え、明治末期まで酒を積んだ十石舟が宇治川を行き交いました。
この地は明治天皇陵や桓武天皇陵、乃木神社、伏見稲荷、そして豊臣秀吉が築城した伏見桃山城があるため、開発の手が入ることなく、美しい水が保たれてきたのです。伏見酒蔵組合は、京都市行政の協力のもと、地下の土質に鉄分が入らぬよう地下鉄工事を禁じる等、長きに渡り水源を守る努力を続けています。
こうして日々豊かに沸き続ける伏し水は、喉越しは絹のように柔らかく、どこまでも清らか。これこそ、宇治田福時が「酒造りに最高の土地」として選んだ理由です。
米、水、麹だけで造る玉乃光の酒は、「いい米」を探すことが美味しさの鍵となります。だから米へのこだわりは格別。扱うのは岡山原産の雄町をはじめ、今や酒米の代表格である山田錦、そして京都生まれの酒米・祝(いわい)など、日本各地から選りすぐられた酒造好適米。
中でも特別な思い入れを持つのが、安政6年(1859年)に発見され、最古の酒米品種と言われる備前雄町。山田錦は雄町の孫にあたる品種です。栽培の難しさから一時は生産量が激減し、鏡餅の飾り用としてかろうじて生きながらえていた絶滅寸前の雄町を、栽培してくださる米農家を見つけ出し、1982年に復活させたのです。米だけで造る玉乃光の「無垢な」味わいに、雄町は欠かせません。
そして2021年に有機認証を受け、オーガニック日本酒の製造・販売をスタート。岡山の若き作り手が真摯に育てたオーガニックの雄町から、次世代の飲み手に向けた新作が生まれています。
記事 『「オーガニック雄町」の若き作り手のもとへ。』 を読む酒米の元祖、
「雄町」の大吟醸
玉乃光の看板商品。酒米の元祖「雄町」を
100%使用した純米大吟醸は、雄町米特有の
しっかりとした味わいながらも、
なめらかなのど越しで、
いつまでも飲み飽きしない逸品です。
モンドセレクション 2024 金賞受賞 等
精米歩合50% アルコール分16度
玉乃光の大定番
米の旨味と酸味のバランスの取れたキレのある味わい。
主張しすぎないけれど料理に負けず、
むしろ料理の味を引き上げる、最高の食中酒。
全国燗酒コンテスト2023 最高金賞受賞 等
精米歩合60% アルコール分15度
デイリー遣いの
純米大吟醸
純米大吟醸をもっと気軽に楽しんでいただきたい。
そんな思いから生まれました。
ふくらみのある味で飲み飽きせず、食中酒にピッタリです。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023 金賞受賞 等
精米歩合50% アルコール分15度
「有機山田錦」の
オーガニック日本酒
有機農法で、丹精込めて育てられた
「有機山田錦」だけを使用した、純米吟醸酒。
環境との調和や、ほんとうに美味しい酒をめざして
誕生した日本酒です。
第16回フェミナリーズ世界ワインコンクール2022 金賞受賞
精米歩合60% アルコール分15度
「ワイン酵母」で
醸した純米吟醸
「ワイン酵母」を使用して醸したら...
従来の日本酒では味わえない、
多彩な甘味と酸味を持つ日本酒が生まれました。
フェミナリーズ世界ワインコンクール2021 金賞受賞
精米歩合60% アルコール分12度
京都らしい、
はんなりとした味わい
京都産の酒米「祝」100%使用した純米吟醸。
酸味と旨みのバランスの取れた、口当たりのやさしいお酒です。
「祝」という名前と華やかなデザインで、ご贈答用にもおすすめ。
精米歩合60% アルコール分16度
玉乃光酒造は、紀州・熊野三山の一つ「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」と深い縁(ゆかり)を持ちます。
「玉乃光」という美しい酒銘は、熊野速玉大社に帰依した初代・中屋六左衛門が宮司から拝受しました。主神であるイザナギノミコトとイザナミノミコトの御霊が映えるよう、つまり「御霊の光を映して輝くように」という願いを込めて、「玉が光るお酒」という尊い名前が付けられました。全国的に見ても、宮司から酒銘をいただくのはあまり例がありません。
「お神酒としてお供えする日本酒は、神社と切っても切れないものです。玉とは輝く御霊の意味。光り輝く酒の魂を感じさせる、実にいいお名前ですね」とは、熊野速玉大社・上野顯宮司のお言葉。
人の「手」を尽くして、「醸す」という人智を超えた目に見えぬ力に感謝する。そうした自然への畏怖の想いも、酒銘に息づいているのです。
記事 『酒銘の生まれた地、「熊野速玉大社」を訪ねて。』 を読むなぜ、玉乃光酒造は純米吟醸しか造らない「純米吟醸蔵」になったのか。
きっかけは十一代当主・宇治田福時の「自分が飲んで二日酔いしない酒を造りたい」という思いからでした。戦時中は米不足から、そして戦後はメーカーの利益を上げるため、日本酒は米以外の醸造アルコールを添加したいわゆる「アル添酒」が主流となっていました。「戦前の日本酒はこんな味だったろうか」という素朴な疑問から、宇治田福時は昭和39年(1964年)、業界に先駆けて純米酒の製造を復活させたのです。
そして酒米の原種・雄町を蘇らせ、オーガニック日本酒の製造をスタートし、2022年春にオープンした直営の酒粕レストランでは、若き醸造家が「自分の造りたい味」にチャレンジした限定酒が飲めるなど、新たな試みも。伝統を尊びつつ柔軟な姿勢で前進していくのも、まさに宇治田福時の精神を受け継ぐもの。それは「自分が美味しいと思うものをお客様にも提供したい」という実直な心持ちの表れです。
玉乃光の酒は、無垢で誠実。
だから明日の朝のことは心配せず、安心してお飲みください。
玉乃光酒造直営のレストラン&ショップ。「純米酒粕」を使った数々の創作料理と玉乃光の日本酒をお楽しみいただける他、日本酒や酒粕アイテムも販売する、世界初の酒粕専門店です。
酒粕パウダーや、酒粕を使ったオリジナルスイーツ・コスメなどを展開。従来の酒粕を、もっと使いやすく、もっと身近に感じられるようになることを目指しています。
酒粕の活用の幅を広げるための活動。業務用としての酒粕販売、コラボ商品企画、酒粕の食品以外への活用など、あらゆるパートナー様と共に取り組んでいます。
昼は、甘酒からはじまる、ちょっと贅沢な12種のおばんざいプレートランチ。
夜は、酒粕を使った彩り豊かな逸品料理と玉乃光酒造の純米吟醸酒で一献を。
京都のまちの中心部、四条烏丸エリア。昭和初期まで家具屋街として栄えたこの地でかつて箪笥製造卸を営んだ築百年の京町家をリノベーション。世界に日本酒と酒粕を発信していく、玉乃光酒造のアンテナショップです。
2024年7月、一階は気軽に日本酒をお楽しみいただけるスタンディングバー、二階はゆったりとくつろぎながらお食事をお楽しみいただけるレストランにリニューアル。
それぞれに合ったスタイルで、美味しく楽しい時間を、お届けします。
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